波形モニター LV5300

• 映像解析機能
  各種映像信号は､映像信号波形表示、ベクトル表示、ピクチャー表示、5BAR表示、CINELITEⅡなど多彩な表示に加え、フリーズエラー、ブラックエラー、ガマットエラー検出機能等映像信号の品質管理(QoE)機能を標準搭載しています。
• 音声解析
  SDI信号に重畳された音声信号を8chレベル計表示できます。
  ・エンべデッド音声 　　
  　SMPTE ST 299,SMPTE ST 272 48kHz / 24bit / L-PCM
  * LV5300-SER20を追加するとリサージュ、サラウンド、ステータスの表示ができます。
  * 同期条件として、①映像信号に同期していること②サイマル表示時はSDI 信号がすべて同期していることが必要です。

• SDI信号データ解析機能
  ステータス表示には、CRC やエンベデッド音声のエラー検出機能を備えています。また、イベントログ、データダンプ、位相差測定機能も備え、SDI 信号の解析ができます。
• SCTE-104データ解析機能
  現在受信しているパケットのステータスをブルーで表示しイベントログにも記録したり、SPLICEリクエストデータを記録することができます。また、ピクチャー表示にSCTE-104検出パケットを最大3種類までスーパーインポーズできます。

  

  

• SR Live Metadata 表示機能
  ソニーイメージングプロダクツ＆ソリューション株式会社様が提唱する「SR Live Metadata」のパケットをデコード表示できます。

  

• アイパターン表示
  SDI 信号のアイパターン波形やジッター波形、各パラメー タの測定結果を表示できます。ヒストグラムも表示されます。
  また、100kHz以上のフィルターを選択した場合のアイパターン（アライメントジッター）と10Hz以上のフィルターを選択した場合のアイパターン（タイミングジッター）を同時に表示することができます。
  入力端子1のみアイパターン表示に対応しています。

  
  

  
  

• スクリーンキャプチャー機能
  表示画面を静止画データとして取り込むスクリーンキャプチャー機能 を備えています。取り込んだデータは、本体での表示はもちろん、入力信号との比較や USB メモリーに BMP 形式で保存できるので、パ ソコンでの確認が可能です。
• タイムコード表示
  SDI信号に重畳されているタイムコードを表示できます。タイムコードはイベントログのタイムスタンプとしても使用できます。
• 入出力端子
  ・SDI入力端子　 BNCコネクター 2端子
  ・SDI出力端子　 BNCコネクター 2端子
  ・リクロック信号出力
  　入力端子のSDI信号をそれぞれ出力端子にリクロック出力
  　出力端子1は、入力端子の信号を切り換えてリクロック出力可能

• エンべデッド音声
  SMPTE ST 299,SMPTE ST 272 48kHz / 24bit / L-PCM
  * 同期条件として、①映像信号に同期していること②サイマル表示時はSDI 信号がすべて同期していることが必要です。

• クローズドキャプション表示機能
  SDI信号に重畳されたCEA-608、CEA-708クローズドキャプション、テレテキスト、OP47サブタイトルのデコード表示ができます。
• 日本語字幕簡易表示機能
  ピクチャー画面上に日本語字幕を簡易表示できます。（4K、HD、SD、アナログ、携帯字幕を選択して表示します。言語1、2 を選択）
  対応規格　ARIB STD-B37 ショートフォームデータ

• HDR ゾーン表示
  SDR 領域をモノクロ、HDR 領域を明るさに応じた着色をすることで、HDR 領域の輝度分布を容易に確認することができます。
• HDR スケール
  WFM やヒストグラムをHDR スケールに対応させることで、シーンリニア時の明るさで映像を管理することができます。
• HDR波形表示
• HDR測定ポイント
  測定ポイントの十字カーソルは自由に移動でき、最大３ポイントまで同時に測定可能です。
• 対応規格
  ITV-R2100(HLG; Hybrid Log Gamma、PQ カーブ)、S-Log3、C-Log、Log-C
• 対応フォーマット
  SD-SDI を除く全フォーマットに対応しています。

• 出力パターン
  100％カラーバー、75％カラーバー、HD マルチフォーマットカラーバー(*1)、4K マルチフォーマットカラーバー(*1)、カラーラスター、ガンマ、クロスハッチ、10 ステップ、リミットランプ、チェックフィールド、リップシンクパターン(LV5300-SER20が必要)、HDR カラーバー(LV5300-SER23が必要) (*1)
• スクロール(*2)
  ・方向 ：8方向 (上下左右とその組み合わせ)
  ・スピード範囲と単位： 1フレーム(フィールド)あたり4～124ドット4ドット単位
• ムービングボックス：ON/OFF
  ・色：WHITE,YELLOW,CYAN,GREEN,MAGENTA,RED,BLUE,BLACK
  ・スピード：1 ～ 3
• エンベデッド音声
  ・重畳チャンネル数：最大16 チャンネル (*3)
  ・重畳のON/OFF ：音声グループ単位でON/OFF
  ・音声レベル ：-20dBFS、-18dBFS、0dBFS、Mute
  ・音声周波数：1kHz
  ・CRC エラー付加 ：1 ライン目のY 系列に、誤ったCRC 値を挿入

*1 水平1280/2048/4096 ピクセルフォーマットは設定できません。
*2 スクロール、ムービングボックスは、どちらか一つがON にできます。
*3 4096×2160 6G、2048×1080 3G-B-DL は8 チャンネルのみ多重

• BT.2020/BT.709 対応ベクトルスコープスケール同時表示
  ベクトル表示では、BT.2020とBT.709カラーバーに対応したスケールを同時に表示できるため、UHDTV（ARIB STD-B66）カラーバーやHLGカラーバー（ARIB STD-B72）のベクトル座標が確認しやすくなります。BT.709スケールは、入力信号がHDで100％カラーバーのときにピークレベルが枠に合います。