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MTF Measurement Software SFR-Fit

カメラの空間周波数応答 (SFR) を測定する
ためのソフトウェア

  1. SFR-Fit MTF Measurement Software
MTF Measurement Software SFR-Fit
  • 概要
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SFR-Fitは、カメラの空間周波数特性を示すMTF(Modulation Transfer Function)を測定するためのソフトウエアです。MTFは撮像対象である被写体の持つコントラストをどの程度忠実に再現できるかを空間周波数特性として表現したもので、カメラの性能を評価する上で最も重要な測定項目です。これまで、MTFの測定法はISO12233に基づいた傾斜エッジ法やジーメンススターチャートを使用した正弦波コントラスト法が一般的でしたが、歪みのある画像やデジタル処理された画像の測定には課題がありました。SFR-Fitは独自のアルゴリズムにより、これまで測定が困難だった大きな歪みのある画像やシャープネスや圧縮などの画像処理にも対応した全く新しいMTFの測定法です。自動車、監視、医療などの分野で使用されるカメラの評価に最適です。


Ver.2.2 リリース
新機能

  • SFR-Fit CMS
    電子ミラーなどカメラモニタシステム解像度の測定が、高精度で行えます。
    電子ミラーの解像度測定は、車両ディスプレイに表示されるテストパターンを、基準カメラで再撮影することで行います。しかしディスプレイ上の解像度を測定する際、同時に撮影される画素構造が、MTF値に影響する課題がありました。
    SFR-Fitで採用している最小二乗法によるコントラスト測定は、画像ノイズに堅牢で、ディスプレイの画素構造に影響されず、安定した測定が可能です。

 

  • SFR-Fit AWB stability
    動くテストパターンでカメラ応答性を測定
    SFR-Fit AWB stabilityはテストチャートにディスプレイを採用しているため、テストパターンを動的に変化させる事が出来ます。この特徴を利用し、AWBやAEの応答性をタイムグラフで測定出来ます。また色や明るさを変化させる位置、大きさ、時間を自由に設定出来、車両カメラ別のモディファイが容易です。


     


特長

  • ノイズ、画像処理に強い
    一般的にMTFの測定に用いられている傾斜エッジ法の課題として、画像ノイズが多い場合に高周波領域での測定値が不安定でした。またシャープネスや圧縮などの画像処理がかけられている場合では、傾斜エッジ法が前提としているMTF計算の線形性が満たされず、測定値の妥当性が失われる事がありました。SFR-Fitでは正弦波コントラスト法を採用し、最小二乗法でコントラストを測定します。この方法では撮影画像にノイズや画像処理による高調波成分が含まれていても、基本波成分のみ抽出して測定出来る為、ノイズや画像処理の影響を受けにくい安定した測定が可能です。

  • 魚眼、超広角カメラに対応
    正弦波コントラスト法は、ジーメンススターチャートを使用した測定が一般的でしたが、この測定法は魚眼レンズなどを用いた超広角カメラの様に大きな歪みがある画像に対応していませんでした。SFR-Fitは、画像の歪みを解析した後、歪みを解消したテストパターンでMTFを測定するので、ジーメンススターチャートを使った正弦波コントラスト法の課題を解決しました。この機能により、ノイズや画像処理に強く、歪みにも対応したMTFの測定を可能にしています。また、画像の歪み解析から測定までを自動で実行しますので、検査業務の省力化に貢献します。

  • 自由にテストチャートを配置できる
    SFR-Fitは、カメラとテストチャートの位置に合わせたテストパターンでMTFを測定するため、テストチャートにディスプレイを使用しています。測定したい場所に配置したディスプレイに最適なテストパターンが表示され、高精度なMTFを測定することができるため、超広角カメラの周辺部の測定にもお使いいただけます。*1
    *1 配置には条件があります。詳しくは取扱説明書を参照してください。

  • 局所的なMTFの測定が可能
    テストパターンを空間周波数ごとに切り替えるため、測定エリア(ROI)が小型化され、部分的なMTFを測定することが可能です。例えば画像中心と像高40%、80%の様に任意で測定箇所を設定してお使いいただけます。測定エリアの指定は、マウス操作によるクリック&ドラッグや数値入力で簡単に設定することができます。

  • シンプルなシステム構成
    測定に必要な機材は、SFR-FitをインストールしたPCとテストチャートとして使用するディスプレイだけです。検査するカメラを接続し、ソフトウエアのセッティングを完了すれば、あとはスタートボタンを押すだけでMTFの測定結果が表示され、MTFプロットデータとMTF値がCSV形式ファイルで保存されます。また、測定時の画像やテストパターンなどの保存も可能です。

機能

  • 表示チャネル選択機能
    測定結果を輝度とR.G.Bのチャネルごとに表示することができます。それぞれ独立した表示はもちろん、すべての成分を同時に表示する事も可能です。

  • グラフ単位の選択機能
    測定結果をお好みの単位に切り替えて表示することができます。表示可能な単位は、ラインペア・パー・ミリ(LP/mm)、サイクル・パー・ピクセル(cycle/pixel)、ラインワイズ・パー・ピクチャーハイト(LW/PH)の3種類です。ラインペア・パー・ミリは、1ミリあたりに表示される白と黒のラインペアの数を示します。サイクル・パー・ピクセルは、イメージセンサーのピクセルピッチで空間周波数を正規化した単位で、1ピクセルあたりに表示されるパターンの周期数を示します。例えば横に並んだ10個のピクセルで1つのサイン波パターンが描かれているときは、1ピクセルあたりは0.1サイクルですので、0.1サイクル・パー・ピクセルとなります。一つのサイクルを表すのに、最低2ピクセルが必要となるため、最高の周波数は0.5サイクル・パー・ピクセルとなります。ラインワイズ・パー・ピクチャーハイトは、画像の高さあたりに走査する数を示します。この単位はTV本と同義になります。

  • データヒント表示
    測定結果のグラフの測定値を表示させることができます。グラフの任意の場所をクリックするだけで測定値を表示しますので、容易にMTFの数値を読み取ることができます。また、複数のポイントを同時に表示させることも可能ですので、瞬時に各ポイントの測定値を確認することができます。

  • バーチャートのサンプリング波形表示
    生成したバーチャートの各空間周波数や輝度とR.G.Bのチャネルごとのサンプリング波形を表示することができます。グラフの横軸は、サンプリングポイント(分解能は空間周波数によって変化します)。縦軸は、線形後の輝度レベルになります。SFR-Fitのサンプリング波形表示は、傾斜エッジ法のエッジプロファイルに相当し、例えば、画像処理の影響、エイリアシング発生の確認、輝度の飽和の確認などにお使いいただけます。

機能紹介ビデオリンク


SFR-Fitの説明 (YouTube)

ビデオ

  • SFR-Fit製品紹介

 

  • \Webテレビ出演/
    この度、ものづくりや研究開発に携わる技術者のためのインターネットテレビ
    アペルザTV』(運営:株式会社アペルザ)にてインタビュー取材を受けました!
    先日の展示会での弊社展示内容より、特長や一押しポイントを解説しています。

    アペルザTV【展示会レポート】として放映!
    ※オンデマンドでご視聴いただけます

    □視聴URL
    https://tv.aperza.com/event/152?webinar=1105&utm_source=di_w1105_009

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    Apérza TV(アペルザTVアペルザテレビ)とは
    株式会社アペルザが運営する、ものづくりや研究開発に携わる
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カタログ
取扱説明書
ソフトウェア
SFR-Fit_v2.3.1_製品版
会員限定
SFR-Fit_v2301_トライアル版(30-Day Free)
会員限定

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